武蔵の鎮守の森
阿蘇神社
東京都羽村市 阿蘇神社
阿蘇神社について
東京都羽村市の
推古天皇の御代九年五月(六百一年)神託に依り当地に創建、霊物を鎮め斎き祀ったのに始まる。当社本殿は東京都指定有形文化財、神輿は、羽村市指定有形文化財です。
千四百年の長き月日を刻んでもなお崇敬の心は厚く変わりません。
例祭行事の度に天下の泰平と五穀豊穣を祈り
郷土の発展の祖神、近隣の人々の守護、招福、安産の神として親しまれております。
また、昨今では羽田から続く多摩川サイクリングロードの終点として注目を浴びております。
由 緒
旧称は阿蘇大明神、竜水山阿蘇宮、または阿蘇宮と称した。
創建は推古天皇九年(601)五月と伝えられ、領主武門の崇敬が厚く、平将門も社殿を造営したと伝えられる。
以後藤原秀郷、三田掃部助定重もまた社殿を造営した。
小田原の北条氏は永二十貫文の神領を寄せ、徳川家康は、二丁四方の馬場を寄進、神馬を放ったという。さらに家光公は十三石の朱印地を寄せ、代々家例とした。
慶應四年(1866)朱印状を奉還、神領を上地した。
明治政府より逓減録金五十円を下賜。
明治二年阿蘇神社と改称。当社は「和漢三才図絵」、「国華萬葉記」、「武蔵国全図」等の名所案内記に「阿蘇明神在羽村社領二十四石」とみえ、当地方の古社である。
御祭神
健磐龍命(たけいわたつのみこと)
阿蘇大神と称え神武天皇の皇子 神八井耳命(かむやいみみのみこと)の皇子神
阿蘇都媛命(あそつひめのみこと)
阿蘇大神の妃にして国龍神(くにたつのかみ)の女神
速瓶玉命(はやみかたまのみこと)
大神の第一皇子神
国龍神(くにたつのかみ)
吉見神、彦八井耳命とも称し阿蘇都媛命の父の神
比咩御子神(ひめのみこのかみ)
国龍神の妃神
彦御子神(ひこみこのかみ)
速瓶玉命の第一皇子にて惟人命、八井耳命とも申す
若比咩神(わかひめのかみ)
彦御子神の妃神
新彦神(にいひこのかみ)
国龍神の第一皇子神
新比咩神(にいひめのかみ)
新彦神の女神
若彦神(わかひこのかみ)
新比咩神の弟神
弥比咩神(やひめのかみ)
新彦神の妃神
金凝神 金凝神(かなこりのかみ)
人皇第二代纓靖天皇
外 諸神社
例祭日
春 4月第2日曜日
秋 10月1日
ご祈祷・清祓
各種ご祈祷、神事一切承っております。
厄除け、方位除け、守護、招福、安産祈願、交通安全、家内安全、良縁祈願
病気平癒祈願、合格祈願、お宮参り、七五三、地鎮祭、商売繁盛、ほか
神前結婚式
阿蘇神社では、神前結婚式を執り行っております。お気軽にご相談ください。
阿蘇神社所蔵の
文化財
阿蘇神社本殿
東京都指定有形文化財
この本殿は建築年代の明らかな江戸時代初期の神社建築として貴重なものです。
現在は覆屋の阿蘇神社 社殿内に鎮座しています。
都指定有形文化財(建造物)
昭和41年3月31日指定
昭和51年7月1日種別名変更
阿蘇神社の椎
都指定天然記念物
目通り6.06m、樹高18.18m
社殿西側にあり、天慶3年(940年)に藤原秀郷が社殿を造営した際に、お手植えしたとされています。
樹齢は1000年を超えているとも言われ、阿蘇神社の御神木となります。
都指定天然記念物
昭和6年1月29日指定
阿蘇神社神輿
羽村市指定有形文化財
阿蘇神社神輿は、羽村市内の神社本殿等を多く手掛けた宮大工小林藤馬によって、江戸時代末期(文政年間)に作成されました。本格的な堂宮の技法を神輿造りに取り入れ、中世の特色も色濃く反映されています。神輿全体の装飾も非常に優れて優美な神輿です。
羽村市指定有形文化財
平成5年4月指定
宮司宮川家住宅
国登録有形文化財
木造平屋建、茅葺(鉄板仮葺)
近世から存続する社家の住宅としてもたいへん貴重で、市内現存最古の民家とも言われている。
※現在も住居として使用しているため、内部は一般に公開はしていません。ご了承ください。
登録有形文化財(建造物)
平成13年10月登録
四季の花
阿蘇神社の周りでは、都天然記念物の椎の大木や、桜、樫、楢、欅の木、竹林が茂り彼岸花やカンゾウ、ヤブラン、黄菖蒲などの群落があり散策の人が絶えません。ぜひ皆様もお越しください。
お問合せ
阿蘇神社
宮司 宮川 古礼文
042-554-3405
東京都羽村市羽加美4-6-23
※カーナビ登録住所
社務所/羽村市加美4丁目6-23
神社/羽村市加美4丁目6-7
(多摩サイクリングロード終点)
【駐車場有】
【受付時間】
9:00~17:00
※諸祈願には、予約が必要です。
JR青梅線・羽村駅または、小作駅駅タクシーにて約5分(徒歩20分)
奥多摩街道 間坂信号から坂下へ約1分
羽村駅または、小作駅から約5分